山陽オートの特別GI「共同通信社杯プレミアムカップ」は21日、3日目準々決勝が行われた。
6Rで永井大介(47=川口)が1着、勝負駆けを成功させ準決勝戦に駒を進めた。好スタートを決め1コーナー2番手につけ、主導権を握る黒川京介の背後を追走。黒川のスピードに食らいつき、4周1コーナーで内を突き逆転、そのまま振り切る好内容。上がり3・394秒とタイムも上々だ。
レース後は「良かった。久々の1着だよ。川口以来」と8月8日の川口普通開催以来14走ぶりの勝利だった。
「試走タイムは出たしエンジンの力も2日目より良くなっている」と上向いている。「少し重さがあるし、フロントが軽い感じがする(接地感が薄い)のでヘッド周りやフォーク周りを調整したい」と万全を期す構えだ。
前々節のSGオートレースグランプリ、前節のGIムーンライトチャンピオンカップと未勝利に終わり、今節も初日7着不発と苦戦が続いた。「初日の大敗であきらめていた」というが、腐らず手を動かしたのが実り、この日の1着につながった。
「スタートも行けた。それも大きい。切れるようになった」と持ち前のスタート力も復活。流れはすべていい方向に向いている。準決勝戦も強い走りが見られそうだ。