実力派オートレーサーで皇帝の愛称で親しまれた池田政和選手が9日、死去した。52歳。病気療養中だった。

 池田選手は1973年2月11日生まれ。埼玉県出身。川口所属。93年7月2日選手登録の23期生として船橋オートレース場所属でデビュー。98年、浜松オートの第40回スピード王決定戦でGI、同年の船橋ウィンターカップでGⅡのタイトルを手にしブレーク。99年、川口オートで行われた第31回日本選手権オートレースでSG初制覇。これまでスーパースター王座決定戦4回を含むSG8V、GI10V、GⅡ9Vを含む通算72回の優勝を飾った。

 また2022年7月22日、伊勢崎で史上28人目の通算1000勝を達成した。

 これまで賞金王は2回(02、05年)、05年には最優秀選手賞を受賞。02、03、04年は優秀選手賞、98、99年に最優秀新鋭選手賞、97年優秀新鋭選手賞、03年に特別賞を受賞している。

 近年は22年10月の伊勢崎オートアフター5レースまで出走していたが私病で離脱。23年7月にカムバック、10月の川口で優勝を飾り、24年8月のSGオートレースグランプリにも出場したが、今年1月19日の川口(準々決勝戦欠車)を最後に病気療養中だった。

 最後の優勝は24年12月8日の伊勢崎GⅡレジェンドカップだった。