2024年顕著な活躍を見せた選手を称える「2024年オートレース選手表彰式」が11日、東京都内のホテルで行われ、ファン100人、関係者150人が列席した。
冒頭で木戸寛JKA会長は「平素よりオートレースをご愛顧賜りまして厚く御礼を申し上げます。お客様にお応えできるよう、業界一丸となって努力してまいります」とあいさつ。
そして表彰選手が登場。今回、優秀選手賞・特別賞を受賞した青山周平は所用のため欠席。通算勝利記録選手賞の荒尾聡が最初に姿を表し、特別賞(平尾昌晃賞)・小椋華恋、優秀新人選手賞・福岡鷹、最優秀新人選手賞・浅倉樹良、優秀選手賞・金子大輔、黒川京介が登壇。最後に最優秀選手賞に輝いた鈴木圭一郎が大拍手で迎えられた。
鈴木は昨年、SGスーパースター王座決定戦で優勝。プレミアムカップ含むGⅠ4V、獲得賞金は1億1480万3899円で賞金王と大活躍。2年ぶり5回目のMVP受賞となった。また年間勝利記録更新(114勝)と連続勝利記録更新(18連勝)の偉業を称え、特別賞も受賞した。
鈴木は当初、受賞の報告を移動中の新幹線で受けたという。「信じられないし、『一番上の賞ですか?』と何度も聞きました。電波も良くなかったので」とエピソードを明かした。「自分の中では良かったと思えないけど、1着回数が多いし記録もつくれた。記憶に残る年だった」と話す。
これからもオートレース界をけん引する存在であるのは間違いない。「今年まだ優勝がなく、うまく行ってない。これからうまくいけるように頑張っていくので、応援よろしくお願いします」と今後の活躍を誓った。