山陽オート特別GⅠ「共同通信社杯プレミアムカップ」は22日、4日目を開催した。森且行(50=川口)は準決勝戦12Rで4着。前回伊勢崎に続くグレードレース連続優出はならなかった。
今節の課題が肝心な場面でも浮き彫りになった。後半の追い足は目立っており見せ場は十分だが、スタートが切れず序盤は6番手になるシーンがあった。実力拮抗のオープン戦でこうなっては厳しい。
「スタート行けないな…。練習だね。タイミングもつかめていないし、今節はずっとそうだった。何とか結果が欲しいからクラッチを扱って対策はやるよ」
それでも、大混戦レースの上位争いに最後は顔を出したように、3日目を終えてマシンに手を入れた効果は明らか。「試走が出たし、手前と伸びのバランスが取れてだいぶ良くなった。フロントが暴れてコーナーは乗りづらいけど、道中は余裕があったからね」と、エンジンには久々に高い評価を与えた。
最終日は11Rに出走する。荒尾聡(43=飯塚)、高橋貢(53=伊勢崎)ら強豪を相手に7番枠と位置はかなり厳しいが、スタートを決めて序盤で展開をつくれれば、十分勝負になる足はある。節間通しての課題を最後の最後に修正できるか、もう一度スタートに注目する。