28日、伊勢崎オートの「第47回群馬テレビ杯」最終日の12R優勝戦で、37期の新人・浅倉樹良(じゅらん、24)が逃げ切り、前節に続く完全Vを達成した。これでデビューから13連勝となり、青山周平が2011年に記録したデビュー12連勝の記録を更新した。
今節気にしていたスタートだったが「いい反応というか、良かった」と会心の切れ。後方の選手に差されることなく1コーナー先手を取ると、そのままハイペースで後続を振り切る完勝。
伊勢崎ナンバーワンの青山の偉大な記録を塗りかえた。「素直にすごくうれしい。青山さんは雲の上のような神の領域なので」と満面の笑み。13連勝に「実感がわかないけど、抜いちゃいましたね。そこを意識し過ぎると今回取れないと思い、レースギリギリまで周りの方と話をしたりと考えないようにした」と冷静に振り返った。
連勝がどこまで続くか注目が集まる。「青山さんの時よりハンデは軽いと思う。青山さんはすごい。ハンデが軽いから勝ったと言われないように」と気を引き締める。次走は浜松の練習参加を挟み11日開幕の伊勢崎戦。「自分の力を出し切れるように頑張る」と好走を誓った。