伊勢崎オートのGI「第49回シルクカップ」12日の最終日、12Rで優勝戦が行われ、長田稚也(25=飯塚)が速攻を決め大会初制覇。GIは2回目、通算18回目の優勝。大会6連覇を狙った青山周平は2着だった。

 スタートは鈴木宏和が先手を奪ったが「行かれたらきついと思ったけど、2番手を取れたのは良かった。速攻で行かないときついと思った」。2周回で鈴木を抜いて逃げ態勢へ。青山が5周回で2番手に上がってきたが抜かせることはなかった。上がりタイムは自己最高となる3・319秒を計時し「やばっ」と笑みがこぼれた。

「エンジンは良かった。ピットでも緊張しなかった。逃げは長かったけど、先頭に立ってもタイヤのことも考えながらしっかり走れた」と慌てることなく冷静だった。

 2023年8月の飯塚第66回ダイヤモンドレース以来となるGI優勝。「長かった。関東は黒川(京介)さんや(佐藤)励君が活躍しているのに、何しているんだって。いろいろ考える時期はあった。去年も悔しい思いはした。でも、苦しい時でも負けても勉強してやってきた」。腐ることなく手を動かしてきたことが近況の安定感、そしてこの日のVにつながった。

 2026年は最高の出だしとなった。「今日だけは喜んで。でも、スタートとか反省点はある。良くなるようにしたい」と浮かれることはない。次走は地元の飯塚GII・オーバルチャンピオンカップ(21日開幕)。「次の地元GIIも優勝を目指して頑張る。今年はGはGでもSG。飯塚を引っ張っていける選手にならないと。それを自覚して頑張る」。次世代の飯塚を代表する選手として活躍することを誓った。