山陽オートの「第4回アンカー・オフィス杯」が27日、開幕した。
予選7Rで白星スタートを決めた丸山智史(38=山陽)。6番手発進から攻め込むと4周回に池田康範、高木健太郎の内に切り込み2車を一気にさばき先頭を奪う抜群の動きを見せた。
「エンジンは気になるところがあって組み直し、セッティングも大きく変えた。動きは良かったし、いいと思う。それに跳ねがここ2節ひどかったけど、今回はなかった。最近の中で一番気持ち良く乗れた。久々に跳ねなかったのがうれしい」。汗をぬぐいながら笑顔を見せた。
9月は3開催続けての地元参戦になるが、前節の特別GIプレミアムカップ、前々節の普通開催は足周りに課題を残していた。「タイヤも大きいけど、エンジンの変な振動も軽減した。組み直しの効果もあるかも」。エンジンに手を入れた効果は目に見えて表れている。
乗り味が良くなったことで、足りないものも見えてきた。「上がりタイム(3・433秒)がもう少し出れば。エンジンはもうひとつ、上を目指したい」。機力をアップさせ、優出を目指す。