伊勢崎オートのGⅡ「レジェンドカップ」は7日、12Rで優勝戦が行われ、高橋義弘(42=川口)が速攻からの抜け出しでGⅡ初制覇。通算14回目の優勝を決めた。

 断然人気不在の混戦レースを制したのはメンバー中最も若い〝新鋭〟だった。スタート後4番手につけ、まくり攻勢で2周回に2番手に上がる。4周3コーナーで逃げる西原智昭を抜き、その後は先頭を渡さずゴール。「優勝できるなんて思わなかった。エンジンもスタートも最高」と声を弾ませた。

「飯塚(GⅠ)の時も最終レースだといい気がしたので、自信を持って行こうと思った。自分はエンジンがいい時は何もしない。だから(今回も)何もしなかった」。愛機は完調で、整備や調整の作業も封印できた。

 前回大会から参加の29期で初の大会覇者。「元々追加だったし…。流れが良過ぎる」と驚きを隠さない。それでも「減量を頑張っているのも大きいかな」と話す。オートレースは軽量有利が定説。最近はレース後に体を動かしてトレーニングする姿を見かけることも多く、日々の努力も報われた格好だ。

 次走は17日開幕の浜松GI・第67回スピード王決定戦。「浜松は得意だけど、新走路なので気をつけながら頑張る」。今の流れと勢いを味方に、次節でも結果を残す。