飯塚オートのSG「第57回日本選手権オートレース」は31日、予選3日目が行われた。

 湿走路の7R、大会初出場の栗原佳祐(27=浜松)は前輪を浮かせながら鋭発。主導権を奪い逃げる。道中は荒尾聡の猛追を振り切り今節初勝利を挙げた。

「3日目が勝負と思って行った。スタートもメイチで行った」。予選2日間は5、3着。予選突破へつなぐには1着が欲しいところで、しっかり結果を出した。

「恵みの雨でしたね。一本道になると思っていたので。浜松の走路もそうだったから、そのイメージで走った」と笑顔。「でも、エンジンもいい。雨セッティングにして手前からいい。晴れになってもこのまま練習で乗って、良ければそれでいく」と感触は上々だ。

 今節はスタートで苦労した。「0メートルではうまく切れなくて、練習も結構やった。2日目の夕練でやっとFの赤ランプがついた。それくらい、どこまでタイミングを攻めていいか分からなかった。3日目の朝練で0台が行けたので感じがつかめてきた」。そして、本番のタイミングコンマ08に「いいですね」とニヤリ。もう心配はなさそうだ。

「天気が良くなっても恵みの晴れにしたい。またメイチで行きます」。再度の速攻で準決勝戦進出を決めるつもりだ。