山陽オートの「第8回泉屋カップ」は6日、幕を開けた。

 11Rで37期の新人・北市唯(20=浜松)は後続を突き放す大逃げで快勝、好発進を決めた。

「山陽は合っていると思う」と相性の良さを感じているように、今年19回ある1着のうち、山陽は8回。地元・浜松の5回を上回る。

「エンジンはだいぶ出ている。直線がメッチャいい。自分の走るコースが悪くても、それをカバーしてくれるくらい」と話すほど、仕上がっている。

 それでも貪欲に上積みを求める構え。「コーナーの乗り味をもう少し良くしたい。今までいっぱいになって乗りやすい感じはない。楽に乗れるようにしたいので、先輩と相談してヘッド周りを調整してみる」。現状に甘んじないのも今後を見据えてのことだ。現在は最重ハンデの50メートル前。「もう少しハンデも下がりたい」。いい結果を出し、後ろの位置からレースをしたい気持ちがある。

 今節、実りある開催にしたいところ。「次走は浜松なので、もっといい形にしたい」。2日目、試走の動きに注目だ。