伊勢崎オートのGI「第32回ムーンライトチャンピオンカップ」が3日に開幕し、7Rではレジェンド高橋貢(54=伊勢崎)が鮮やかな速攻を決めて快勝した。

 枠なり7番手から外、内と自在に立ち回り2周ホームで3番手に浮上すると、ひと息つく間もなくまくり攻勢で清水卓、五十嵐一夫の2車をのみ込む速攻劇。独走に持ち込んだ終盤は大きなコースを使う普段とはひと味違う走りで圧勝した。

「SGで黒ちゃん(黒川京介)と一緒のレースで走った時、後ろで大きく走っているのを見た。それをやってみた。いい人の後ろを走ると、吸収したいじゃないけど、やってみたい。モチベーションを保つには、そういうことにも挑戦したいしね」。SG・21V、通算219Vと圧倒的な実績を有しながらも、勢いある若手の走法を柔軟に取り入れようとさらなる進化を目指している。

「エンジンは前回最終日に整備していい方にきているのかも」。2日目以降も大きな期待を抱かせる船出となった。