伊勢崎オートナイターSG「第29回オートレースグランプリ」は13日、最終予選の4日目が行われた。

 7R、新井日和(22=伊勢崎)は鋭発を決め主導権を奪って逃げ切り1着。今節2勝目を挙げ準決勝戦に進んだ。

「スタートは行こうと思って集中した。試走も練習の時より乗りやすかったし、スタート行けば逃げられると思った」と狙い通りの展開づくりに納得の表情。「応援のタオルも見えたし、頑張ろうと思った」とファンの声援も後押しになったと振り返った。

 愛機の仕上がりも上々だ。「キャブ調整して直線の感じはいい。自分好みのエンジン。もう少し止まりが欲しいので、またキャブ調整する」。勝負の準決勝戦を前に、もちろん整備の手は休めない。

 SG準決勝戦は2024年オールスター(飯塚)以来2回目。「オールスターは乗っただけ。その時よりもエンジンの感じはいい。しっかりレースに参加できるように」。地元の晴れ舞台で、ひと回り成長した姿を披露してみせる。