伊勢崎オートのナイターSG「第29回オートレースグランプリ」は11日、予選2日目が行われた。

 湿走路となった9Rで長田稚也(24=飯塚)が2周回で先頭に立つ速攻劇で1着。連勝を飾った。

 連日雨でのレース、初日は青山周平、2日目は荒尾聡と銘柄クラスを撃破した。「まさか荒尾さんに雨で勝つ日がくるとは夢にも思わなかった」と笑みがこぼれた。

「タイヤもセッティングも初日のまま。(栗原)佳祐がいい目線に入っていたので、その上を行くイメージでしっかりグリップを開けて回れた。コースと走り方が良かった」と納得顔だ。

「エンジンは悪くない。でも、晴れならもうワンランク上を出したい。もう1つ実績あるシリンダー、ピストンをつけてみたい。ちょっと考える」と貪欲に機力アップを狙う。

 SG初日からの連勝は2024年の飯塚オールスター以来。「自分の中で自信を持って走れている。気持ちで負けちゃいけない」と臆することなく大舞台に臨んでいる。機力、勢いを味方に3連勝への期待が大きく膨らんだ。