浜松オートのGⅠ「第66回スピード王決定戦」は27日、開幕する。好メンバーが揃う今節、注目の1人は地元の金子大輔(44=浜松)だ。

 18日から21日まで行われた前節の地元戦に出走。3連勝で勝ち上がった優勝戦は、岩科鮮太を抜けず2着に終わり「キャブ調整していったけど、それが良くない方向にいったかも。2番手に上がって『行ける』と思ったけど、滑りにつながり仕掛けると立ち上がりで流れた。それまで最終(12R)を走ってなく、合わせ切れなかった」と悔やむ。

 それでも愛機は上昇の兆しがあり「8月の(SG)オートレースグランプリで落車してから、徐々に落ちてきてダメになった。日本選手権もパーツを替えても良くなくて…。でも前節、クランクケースを交換したら、上向いた」と手応えを感じ取る。

「前節、地元を走れたのはすごい大きい。これを生かしたい」

 この大会は2015年の57回でV以降、結果が残せていない。だが、今回は機良化とあって期待が持てる。好発進を決め流れをつくりたい。