山陽オートのGⅡ「第35回若獅子杯争奪戦」は10日、幕を開ける。

 佐藤励(24=川口)が好調参戦だ。前節の地元戦、4連勝のパーフェクトで今年5回目の優勝を飾った。「初日後にクランクを新品にして良くなりました。動きは良かったし、調整してしっかり結果が出ました。ようやくいい流れができそうです」と表情は明るい。
 2節前の当地特別GIプレミアムカップでは1、1、2、5、4着。準決勝戦では連にも絡めず悔しい思いをした。「プレミアムカップでできなかった優勝という、最後をしっかり決められたことが大きい。モヤモヤしたのが吹っ切れました」と手応えを感じ取る。

 この若獅子杯は2022年に優勝。翌23年にはGⅠ・スピード王決定戦も制し山陽走路での実績は十分。ムードがいいとなれば期待度もアップする。

「目指すはひとつ。優勝のみ」とキッパリ。有言実行に向け初日から快走を披露するつもりだ。