伊勢崎オートナイターGⅠ「第31回ムーンライトチャンピオンカップ」は6日、3日目を開催した。準々決勝戦Aに出走した森且行(50=川口)は、見せ場十分の3着。久々のGⅠ優勝戦進出が見えてきた。
青山周平(39=伊勢崎)をはじめ強豪が揃った3日目12Rは3着。「(初日)9Rとは全然違うね。伸びがなくなっちゃう。滑りもあったし」とマシンに注文はつくものの、枠なりのスタートから序盤は青山を突っ張る気合を見せた。さばかれてからも3着争いでは踏みとどまっており、見せ場十分といっていい。
「スタート行けたのが大きかったね。外枠に行かれるとチャンスないし、そこはちょっと攻めた。レースにはなっているし、そこまで悪くはないのかな…」。
初日は9R出走で夜の調整にはそれなりの手応えはつかんでいたが、3日目はさらに発走時間が遅くなりエンジンに微妙なズレが生じた。だが、このデータをここで取得できたのは大きい。マシンさえ合えば、準決勝戦は十分勝負になる。「久々に(GⅠ優勝戦に)乗りたいね」。そう話した表情と言葉には、力が宿っていた。