伊勢崎オートSG「第28回オートレースグランプリ」は14日、5日目を開催。4日目からの連勝を狙った森且行(50=川口)は7Rで3着。一歩進んで半歩後退。なかなか波に乗り切れない。
快ペースで引っ張った新井日和を追い切れず、確定板確保がやっと。ラスト2周は前2車と足色が同じになった。
「エンジンは自分のグリップに合ってない。先を出すと今度は手前がなくなる。その中間が取れないんだよ…」。
あっちを立てれば、こっちが立たず。気になる症状を改善させると、今度は良かった部分が消える。バランスの取れない、もどかしいエンジン状態が続いている。雨でごまかしが利いた4日目から、舞台がエンジンの素性がストレートに出る良走路に変わり、現状の課題が浮き彫りになった形だ。
「もう一度セッティングを戻して乗ってみる」。2日目に苦しんだ跳ねは、タイヤ交換で修正できた。あと一走、試行錯誤の作業が続く。