浜松オートのGⅡ「第2回浜松記念曳馬野賞」は22日、準決勝戦を行い、11Rでは佐藤摩弥(32=川口)が見事な逆転劇を披露し1着で優出を決めた。

 好スタートを決め攻め込むが3周回に金子大輔に差される。佐藤は2番手にピタリとつけ攻めどころをうかがうと、最終周の3コーナーで内に飛び込んで逆転し先頭でフィニッシュした。「もしかしたら行けるかもと思った。車を内に向けてみた」と直感を信じ攻め込んだ。

 3日目の準々決勝戦は「キャブ調整を失敗した」と不発の6着。見事に巻き返した。「タイヤもスタート展開も良かったけど、エンジンも調整し直して良くなった。立ち上がりがしっかりかかってくれる。練習ではコーナーが乗りづらかったけど、曇ってくれて、その部分がカバーできた」と天候含め、すべてが好結果につながった。

 これで近況は4月のSG・オールスターから7節連続の優出となった。「安定してますね」と愛機の状態はいい。いい流れに乗って大会初Vを目指す。