浜松オートのGⅡ「第2回浜松記念曳馬野賞」は22日、4日目を行った。準決勝戦に進めなかった森且行(50=川口)だが、7Rでは1着と結果を出した。

 8番手からのスタート。着実に前を抜き、6周3コーナーで逃げる大ベテラン・鈴木章夫の内を突き先頭に奪いゴール。7車を抜き上げ今節初勝利を挙げた。「最後も内を締められてすごい狭かったけど、行くしかないと思った」と勝利への執着心を前面に押し出した。

 汗をぬぐいながら「タイヤはいいね。エンジンもいい。でもセッティングが合ってないかな。コーナーは乗りやすいけど直線が行かない感じ」と道中の進み方に不満げだ。だが、出迎えた選手から「素晴らしい追い込みだよ」と声をかけられ笑みもこぼれた。

 浜松は出走回数が少なく、ケガから復帰後は今年2月に続き今節がまだ2回目。「調整のデータがないから、いろいろやっている。伊勢崎はセッティングが見つかったけど、ここはまだ。また扱ってみる」と、納得いくセッティングを見い出すまで手を動かす。

 最終日は雨予報。前検日、3日目の朝と雨が降ったが「全然良くなかった」という。「また乗ってみる。雨も経験したいし、データを取りたいからね」。天候問わず貪欲に練習に励み仕上げるつもりだ。