浜松オートのGⅡ「第2回浜松記念曳馬野賞」は21日、準々決勝戦の3日目を行った。

 10Rは木村享平(34=伊勢崎)が5周回1コーナーで逃げる西村義正をまくり、先頭でゴール。3連勝を決め、準決勝戦に進んだ。

 この日は朝から風雨だったが徐々に天気も回復。水はけのいい走路とあって10Rは良走路になった。雨が苦手とあって「走路が乾いて良かった。タイヤは3日間同じもの。若干、滑る感じはある。ただ、いいタイヤなので一応探すけど、95%準決もこのタイヤのつもり」と実績を信頼していく。

 エンジンの状態も良く「前節の(GⅡ)稲妻賞も良かった。ただ、今回は逃げというのもあるけど、その稲妻の時よりいい。乗りやすいし、直線もいい。コーナーも流れ込みがあるし、好きな感じ」と納得している。

 実は今節、浜松に入る前に財布を紛失した。新幹線でなくしたようで「長野で発見されました」とホッとした。「財布が見つかったり、雨のはずが晴れたりと、流れが向いてますね」とニヤリ。良かった地元GⅡでは準決3着で優出できなかった。その分もいい流れを生かし、浜松GⅡでファイナル進出を狙う。