ナイター開催の伊勢崎オートGⅡ「稲妻賞」は7日の3日目、準々決勝戦を行った。その7Rで森且行(50=川口)は2着に入線し、準決勝戦に駒を進めた。
試走は3・33秒とメンバー中、トップタイム。レースも7番手から着実に追い上げた。ただ「勝負タイヤで行ったのに、すごい滑った。残り2周は思い切り行けなかった」とタイヤに負担をかけることはできなかった。
滑りの原因はエンジンにあるようだ。「セッティングはやったけど、エンジンの幅が短いというか、すぐ上がり切ってしまう感じ。シリンダーを替えているし、マフラーから煙が出ているから、点検してリングを替える」と修正する構え。それでも「無理しないよう、余裕を持って乗った」状態で2着まで追い上げられたのはエンジン素性の良さがあるからだ。
準決へ勝ち上がりは2人だけという勝負駆けに成功し「F持ちだからノルマ達成」と笑うが、3日目の症状が解消されればセミファイナルでも楽しみはある。「無理だよ、スタート行けないのに」と言うが切れは悪くない。「タイミングは(コンマ)10を全速で」と目標を掲げる。その通り切って攻め上げ、稲妻賞優出を狙う。