ナイター開催の伊勢崎オートGⅡ「稲妻賞」は6日の2日目、二次予選が行われた。7Rで好走を披露したのは伊藤正真(32=伊勢崎)。6周回に入った時は4番手だが、3コーナーで生方将人、西翔子、角翔太郎の3車を一気に内から抜き、先頭でゴールした。
見事な3車抜きに「あそこに行くしかなかった。外に行ったら抜けない。厳しいと思った。でもよく行けた。自分を褒めたい」と笑顔を見せた。
「エンジンはいいしタイヤも良かった。今日(2日目)のところは合格」と好手応え。マシンの状態が良くなったのは、前節の地元戦最終日に行ったパーツ交換だ。「キャブ本体を新品に替えたら質のいい音が出るようになった。レースもしやすくなった」という。
これで3日目以降、楽しみは出てきたが満足はしない。「もっと上と戦うとなると、もう少し欲しい」とさらなる上積みを狙う。
意外にも今年はまだ優勝がない。「(昨年11月の)落車で良かったヘッドが破損してダメになって、それからなかなかセッティングが出せず苦しんだ。くすぶった時期が長くなった。でもやっと戦える状態になってきた。この1着で流れを変えたいし、変わるかも。いい見せ場をつくりたい」。気合が入っており、目が離せない存在だ。