浜松オートのGI「開場68周年記念ゴールデンレース」は11日の4日目、準決勝戦が行われた。その10Rでは鈴木宏和(37=浜松)が1着ゴールを決めた。
スタートを決め1コーナーで2番手につけ、4コーナーで逃げる梅内幹雄の内に入って先頭に立つ早わざを披露した。
前日までタイヤの滑りに悩まされていた。「1回使い終わったいい3本の中から選んでいった。良かったと思う」と話す。
エンジンも上々。「山陽のプレミアムカップ後半でシリンダーを替えてからエンジンはいい。乗りやすいのが一番。今節もバルブやリングを替えたけどいい状態」と仕上がっている。
「タイヤは8周は持つと思うので準決で使ったものでいく。後半2周は鈍くなって少し滑りを感じたので、エンジンを微調整してカバーしたい」と万全を期す。
この大会は2021年の第65回で優出したが、その時は湿走路となり8着に終わった。今回は曇りの予報で雨が降らなければチャンスはある。「グレード(のタイトル)が欲しい」という悲願達成へ、ロケットスタートを決め一気に突っ走る。