山陽オートの特別GI「共同通信社杯プレミアムカップ」は24日が最終日。10Rに出走した森且行(50=川口)は3着で今大会を終えた。

 準決勝戦と同じく湿走路での戦い。スタートは「岩見(貴史)は抜けないと思うし、ついていけたらと思った。同体くらいだったしアッと思った」とうまく飛び出し2番手追走と好展開に。ただ少しずつ離され、5周回に森本優佑に差され3番手に後退しゴールとなった。

「試走は外を回ったら滑って。レースも自分では内を走りたかったけど、車が外に行ってしまう。腰周りもケガ前の状態に戻してみたけど、車を押さえられなかった」と調整も正解が出なかった。

 今節は5走し3回、車券に絡む走りを見せたが「運がいいのか着が拾えたけど、自分では納得してない。まだまだ。1歩ずつ、少しずつやっていく」と妥協せずマシンの底上げを考える。

 次節は4月10日開幕の当地GⅠ第5回令和グランドチャンピオンカップ。「前検にクランクやシリンダーを替える」と整備するつもりだ。

 昨年4月6日に川口で復帰してからもうすぐ1年がたつ。同年秋から思うような仕上がりにならず、苦しい時期が続いたが近況は少しずつ良化の兆しも出てきた。次節、戦える状態になれば復帰後初Vが現実味を帯びてきそうで注目したいところだ。