山陽オートの特別GI「共同通信社杯プレミアムカップ」は21日、予選の2日目を行った。

 湿走路となった2日目の2R、森且行(50=川口)は鋭い飛び出しで1コーナー先手を奪い、そのまま押し切り快勝。前節の川口GⅠ開設72周年記念グランプリレースの初日以来となる白星を挙げた。

「晴れの朝練習で2周回ったら雨が降ってきた。時間がなく晴れ用のままで行った。腰周りがまだ合ってないけど、力を抜いて走った」。突然の気象条件の変化、乗り味の調整も十分できないままだったが、慌てず乗りこなした。

 スタートもタイミングはコンマ04。「スタートが切れているのが大きい。タイミングも見えている」とオープン戦の今節、切れが抜群なのは大きなアドバンテージだ。

 これで2、1着で予選を終了し「いいね」と特別GⅠで好結果を出し気配は良好だ。それでも「気を抜かず行きます」と貪欲に勝利を目指す。