飯塚オートのSG「第57回日本選手権オートレース」が29日、開幕した。
この大会初出場の吉林直都(26=浜松)は6R、大外から鋭い飛び出しで2番手につける。先手を奪った丹村飛竜を追うが「タイヤが良くなかった。すごい滑って厳しかった」とペースを上げられず苦戦、若井友和に抜かれ3着となった。
それでも見事なカマシを披露するなど見せ場はつくった。「スタートは練習から良かった。切れはいいと思う。このメンバーで行けたのは大きい」と納得顔。エンジンは「悪くないけど、好きな感じではない。もう少しインで走れるようなエンジンにしたい」と手を加えるつもりだ。
「2着が良かった。仕方ないけど」と悔しそう。ただ、「(勝つ)チャンスはあると思った」とエンジン、タイヤが万全でない中で勝負できたことに手応えを感じている。
「勝つ気満々で来ている」と大舞台でも物おじしない。2日目、借りを返す1着奪取を目指す。