浜松オートのGⅡ「ウィナーズカップ」は1日、3日目を開催。3Rでは地元の大ベテラン、鈴木章夫(78=浜松)抜け出して1着。グレード戦最年長勝利を飾った。

 鈴木は10線2番車で登場。枠なり発進から3周回で逃げる広瀬豪彦を抜き、そのまま振り切る内容に「良かった良かった」と笑顔を見せた。「スタート切れたのが良かったね。最初、滑ったから気をつけながら走った。無理して立ち上がらなければ、伸びていく。車が行ってたので持ちこたえた」と振り返った。

 78歳343日での白星。今年の6月26日に篠崎実(川口)が当地GⅡ・浜松記念曳馬野賞でつくった76歳121日の記録を更新した。ただ「記録はどっちでもいい。1着取れたことがありがたい」。歴史に名を刻むことより目の前の結果にこだわっている。

 走路温度60度の熱走路でも元気いっぱいで「(4日目も)スタートに気をつけていく」。衰えることのない情熱を胸に、1着を目指してスタートラインに立つ。