浜松オートのGⅡ「ウィナーズカップ」は30日、幕を開けた。

 長田恭徳(30=山陽)は8R、スタート不発で後手に回り、5周1コーナーまで8番手。大敗のピンチだったが、ここから大逆襲を演じる。まくり攻勢で6番手に上がると、最終周はバックで3車抜きのスゴ技を演じ3着に入った。

 最後の強烈な伸びを「忍法ワープ」と笑って振り返った。「試走から跳ねと滑りがあって、レースも跳ねていた。でも、最後の方は車の押さえ方を変えたらタイヤのかかりが良くなった」。足周りの不安を周回中に軽減できたことが猛追劇につながった。

「エンジンはいいけど、手前が少し弱いのでそこだけ。タイヤもしっかり確認していく」。万全にして、早い段階から再びワープする走りで1着奪取といきたい。