山陽オートの九州スポーツ杯GI「第59回スピード王決定戦」は3日目の22日、5R以降で準々決勝戦が行われた。永島潤太郎(23=山陽)は6Rで白星を挙げ、自身初のGⅠ準決進出を決めた。
雪が舞った6Rは1回目のスタートで伊藤信夫がF。2回目のスタートでは春本綾斗が異常発走で、3回目で正常発走となった。そんな中でも集中力を切らさずにスタートを決め、最高ハンの主導権を握ると、優位にレースを運んだ。
好ポジションの3番手からしっかり展開を見据え、確実に着実に歩を進めて5周1コーナーで逃げる岩田裕臣をかわし、1着権利の準決キップをつかみ取った。
「勝負駆けが成功してホッとしました」と、まずは目標のGⅠ初準決入りに表情を緩めつつ「展開が見えるから、エンジンもいいんだと思います」。
2日目から上昇なった機にもしっかり手応えを感じ取っている地元期待の気鋭が、勢いそのまま一気に優出を目指す。