山陽オートのGⅡ「第3回オートレースメモリアル」は13日、開幕する。

 松尾彩(36=山陽)は前節の川口SG・日本選手権オートレースでは4日目まで6、6、5、8着と苦戦した。「ずっと曲がらない症状が続いていた。でもフレームを替えたら曲がるようになった。やっとレースができるようになった」と5日目に2着、最終日に1着と結果が出た。

「エンジンは3節前(若獅子杯争奪戦)で落車して、クランクを替えてからいい。練習の感じも良かった」

 今年は全日本選抜、オールスター、オートレースグランプリ、日本選手権とここまで行われたSG4開催に出場した。「SGでの収穫はすごいある。前節の選手権もロッカーは荒尾(聡)さんや金子(大輔)さんが近かった。オンとオフの切り替えとか、仕上げるスピード、エンジンのつくり方の早さとか勉強になった」。SGレーサーを手本にして吸収しようと努力している。

 今回、SGで得たものを発揮したい。現在は最重ハンデの位置だが「こういう時に自分がどれだけやれるか。でも今は楽しい。この位置が」と充実感を漂わせる。「まずは準決。スタートもしっかりいきたい」と力を込める。好発進を決め目標達成に突き進む。