飯塚オートのGⅡ「オーバルチャンピオンカップ」は21日(4日目)に準決勝が行われた。22日(最終日)の12Rで0メートルオープンによる優勝戦が行われる。
地元からはエースの有吉辰也を筆頭に荒尾聡、篠原睦、長田稚也の4人。外来は高橋貢、中村雅人、浜野淳、大木光が勝ち上がった。
4日目の準決勝戦11Rを1着で優出を決めたのが長田稚也(23=飯塚)。1周1コーナーで好ポジションを確保すると3周回に逃げる大木をインからかわして首位に立ち、残る周回は2番手以下を大きく引き離す快勝を収めた。「スタートは切れましたね。練習から感じ良かった。エンジンもすごく感じ良くて、まさか大木(光)さんのインに入れるとは思わなかった」と本人もビックリの好手応え。
そんな会心のレース後にも「やると決めていたので、下周りから下ろしてしっくり組み直します。今節シリンダーも替えているし、SG(日本選手権)もあるから」と貪欲な姿勢を崩さない。
今大会直後にはSG日本選手権が控える。「選手権前に(オーバルチャンピオンカップのタイトルを)取りたいですね」と静かな闘志を見せた。