飯塚オートのナイターGI「第67回ダイヤモンドレース」は27日の最終日。12Rで優勝戦(良走路)が行われ、小林瑞季(33=川口)がダイヤモンドレースを初制覇。通算3度目のGI優勝を飾った。

「スタート行かないと何も始まらないと思い、集中しました」。10メートルオープン最インの位置をフルに生かした小林が思惑通りに1周1コーナーは先取り。2番車の長田稚也も枠なりのスタートで続きチャンスをうかがう。4周回に長田が切り込むが、すかさず小林が切り返す。勝負どころは6周回。1コーナーで大会連覇を目指す長田が再度切り込むが、小林は冷静に3コーナーで逆転。マッチレースを制した。

「無我夢中だったけど自分が前を走っている分、抜かれてもうまく態勢をつくれた。3度目のGI優勝ですが、今回は仕上げて勝てたから一番価値がある」とダイヤモンド級に輝く笑顔を爆発させた。