川口オートのナイターGⅡ「川口記念」は26日の最終日、12Rで優勝戦が行われ、小椋華恋(25=川口)が逃げ切り、グレード戦初優出初Vを決めた。女子では佐藤摩弥に続く2人目のグレード戦制覇で、デビューから2年5か月18日での達成は、佐藤の4年10か月19日を抜くスピード記録となった。通算では2回目の優勝。
「試走は(3・)29も出ていると思わなかった。うれしかった」。今節で一番の試走タイムを出し、スタートを決め逃げる。8周回は後続も追いつかず、快速を発揮して振り切る完勝劇。「後の状況は分からなかったので、すぐ後ろにいると思って『落ちつかないと』と思い、練習のつもりで走った」。平常心を心がけ成し遂げたグレード戦初優出初V。「まさかできるとは思わなかった。すごくうれしい」と満面の笑みを見せた。
最高の結末に「エンジンは年始から良く、今節も初日にセッティングが合った。楽しい5日間だった」と話す。
今後については「人間的に足りない部分が多い。自分自身が成長して結果を出せる選手になりたい」と、さらなる精進を誓った。