飯塚オートのナイターSG「第43回オールスター・オートレース」は29日の最終日、12Rで優勝戦を行い、青山周平(39=伊勢崎)が逃げ切り2016年の35回以来、2回目の大会Vを決めた。SGは単独2位となる16V、通算では101回目の優勝。鈴木圭一郎は4着で連勝は18で止まった。

 Vへの運命のカギを握る主導権争い。それを奪ったのは青山だった。「スタートは行かなきゃなんで。とにかくスタートに集中した」。1コーナー先手を取り、外からカマシてきた佐藤摩弥を受け止め10周回、仕掛けを耐え逃げ切った。

「せこい走り」と振り返るが抜かれない走りをできるのも、腕とマシンの出来がいいからこそだ。「順調に最終日までこれた。5日目からすごく良くなった。(優勝戦も)セッティングをやって良かった。それに晴れ一本って考えていた。最高の形で終えられた。これ以上ない結果」。雨の影響がない状態でのレースという想定が当たったこともVへの大きなファクターになった。

「投票していただい皆さま、ありがとうございました」とファンに感謝のあいさつ。次節は5月3日開幕の伊勢崎普通開催。S1が地元でも期待に応える走りを披露するはずだ。