ナイター開催の山陽オート小林啓二杯GII「第6回山陽王座チャレンジカップ」は9日、幕を開けた。
吉松憲治(58=山陽)は前走、浜松優勝戦で落車(他落)。今回はフレーム交換、エンジンもオーバーホールして組み直した。整備後初戦の初日7R、好スタートを決め1コーナー主導権を奪うと、マイペースで危なげなく逃げて好発進を決めた。
「良かった。試走タイムが出なかったからスタートはすごい集中した。レースはいい感じだった。エンジンは大丈夫そう。腰周りも意外と決まった。ハンドルも心配したが、落車前より逆に感じは良くなった」
まさにケガの功名、良化した部分も出て愛機の感触はいい。
「いろんな人に作業を手伝ってもらったし、アドバイスをもらった。だから結果を出せて良かった」と安堵の表情。2日目は「浜松優勝戦のタイヤを使いたい。落車したけど、使えると思う。感触は良かったしね」と足周りを万全にして連勝を狙う。