浜松オートGⅠ開場69周年記念「ゴールデンレース」は11日の最終日、12Rで優勝戦が行われ、鈴木圭一郎(30=浜松)が大会5回目の優勝を3連覇で飾った。GⅠ戦の優勝は通算21回目。

 0、10Hの短ハンデ戦。1周1角はスタートで0線の高塚義明を叩いた佐藤大地がトップ進入。鈴木は6番手からの発進となったが、厳しい道中の展開も巧みに突いて番手を上げる。3周回に篠原睦―金子大輔に続き3番手につけると、5周4角で金子がハラんだ間隙を突いて2番手に浮上。7周1角で篠原に切り込んで勝負を決めた。

 湿走路で有力候補が次々と脱落し波乱のシリーズとなったが、最後は地元エースがきっちり締めくくった。

「スタートはみんな速いし道中もミス待ちになったけど、展開が開けたのが大きかった。エンジンもピストンとリングを替えてだいぶ良かった」

 今年は初優勝が4月の山陽GⅠ。地元での優勝も今大会が初めて。「(昨年の暮れに)たくさん優勝がしたいですと言ってから優勝できなくなったので、これからは目の前のレースを頑張ります」

 今後は〝一走入魂〟で巻き返しを図っていく。