川口オートは8日、最終日を開催した。優勝戦(良走路)に出走した森且行(51=川口)は5着。一昨年4月復帰後の初優勝はまたもお預けとなった。

 スタートから精彩を欠いた。「見過ぎた。思い切りが足りないね」と振り返った通り、スタートで外の中村雅人、佐藤励に先行された時点で事実上の勝機は消滅。中盤以降も大きな見せ場はなく終了した。

「初乗りのタイヤが跳ねた。新しいものだといつも良くないんだよね。エンジンも最終(レースの時間帯)で変わっちゃう。パワーがなくて試走から上がってこなかった」

 それでも「悪くはないんだよ」と話す通り、中盤以降の足色は3着の佐藤励と大差はなかった。わずか2勝、優出1回と低迷した5月までとは一転、6月以降は4連続優出とマシンが高いレベルにあるのは明らかだ。

「次(川口GⅠ・7月17日~)はもうちょっと良くしたいね。その後に山陽のナイター(7月26日~)があるんだよ。優勝はそこかな、なんてね(笑い)」と話し、撤収作業を急いでいた。

森且行