山陽オートGⅠ「第6回令和グランドチャンピオンカップ」は12日、準決勝戦をメインに4日目を開催した。

 森且行(51=川口)は準決勝10RでS不発の苦しい展開ながら、運も味方につけて2着で優勝戦進出を決めた。

 スタートはこの日も不発で、後方からのレースに。しかし、その後のポジション取りがハマった。2周目に進路を内に取ると、1角で前を走る戸塚尚起、山本翔、黒川京介の3車が落車する大アクシデント。この事故に巻き込まれることなく2番手に浮上し、そのままゴールを迎えた。

「良かったよ(事故を)もらわなくて」。落車に巻き込まれることなく優出を決めたことは幸いだが、状態は依然厳しい。

「スタートが遅い。やっぱりダメだ。エンジンも残り2周全く内線に付かなかった」。機調を整えるためにやることは多いが、ラスト1走は優勝をかけた8周のみ。ベストな態勢をつくり準決勝のツキを生かしたい。