浜松オートのGⅡ「第3回浜松記念曳馬野賞」は25日、幕を開ける。
北市唯(20=浜松)は今節、欠場選手が出たため追加出場となり、地元GⅡ初参戦となった。
「ラッキーです。この運をうまく生かせれば」。ただ、愛機の近況はいまひとつで「4月頃からずっと跳ねがある。消音マフラーになると軽減するんですけど。何をやっても変わらない」と一転、表情も曇る。
「今回フォークの部品を替えてみました。これでどうなるかですね」。前検日は雨上がりの走路とあって確かな感触を得ることができず、初日の朝練習で再度確認する。
当初あっせんが入っていた同期の森下輝は公傷で欠場となった。「2級車は私だけ。森下から『頑張れよ』って連絡がきたし、頑張るしかない。ハンデも20メートル前に重くなって、腕もないし厳しいけど、爪痕を残したい。腕を磨きたい」。道産子が全力のライディングで見せ場をつくる。