ナイター開催の山陽オート小林啓二杯GII「第6回山陽王座チャレンジカップ」は9日、開幕する。山本将之(34=山陽)は、前節の川口戦は2、3、6着に終わった。だが、気配は悪くない。

「2日目準決はスタート後が良くなかったけど、追い上げられて、最後チョイ差しが決まれば優勝戦まで行けた。最終日は前の選手が流れて、その影響で外に行かされた。前にいればいいところはあったと思う」

 悲観の様子がないのは前々節の当地ミッドナイトで優出(5着)の好走もあったからだ。「クランクとロッドを替えてからエンジンが良くなっている。大きく回れるし伸びていく」と好手応え。さらに「最近、フォークの部品を替えてから跳ねがきにくくなった」と足周りの心配が軽減したことも大きい。

「楽しみはある。夜だと走路温度も昼より下がり、滑りにくくなるのでいい」とニヤリ。初日から追ってみたい存在だ。