川口オートの普通開催は17日の最終日、12Rで優勝戦が行われ、森且行(50=川口)は4着と不発。2023年4月の復帰後初Vはならなかった。なお木村武之が今年2回目の優勝を飾った。

 試走は前を走る早船歩に接近する動きを見せたが3・35秒と時計が出なかった。「ドドド(跳ね)がきた。結局そこ。ずっとドドドだった」と足周りの不安が露呈した。「初めてレースで使うタイヤだけど、70%の確率で跳ねる。30%にかけたけど、きてしまった。3着に行きたかったけど…。あーもう。仕方ない」。勝負どころで自信を持って選択できるタイヤがなかったことが悔やまれる。

 ただスタート8番手から追い上げたように「エンジンは余裕があった」と本体はまずまずだ。次走は30日開幕のSG第56回日本選手権オートレース(川口)。「(SGだと)タイムが足りないからシリンダー、ピストンは交換する」とパワーアップの整備プランはあるが「まずは体を休ませる」と自身のメンテナンスを優先する構え。

 4年ぶりの出場で、前回は悲願のSG初優勝を飾った思い出の大会。ここで復活Vという最高のシナリオを実現したい。