山陽オートのナイター「BACKYARD CUP Season2」は4日、準決勝戦が行われた。

 9Rで大月渉(36=伊勢崎)が抜け出し1着、5日の優勝戦進出を決めた。スタートで同ハンの高木健太郎をまくり4番手発進。2周回で2番手、3周1コーナーで逃げる松生信二を差して先頭に立つと、後続を突き放した。

「試走(3・33秒)が出て緊張した。タイヤが良かったのもあるけど、突っ込みやすくていい。フレーム周りも扱い乗りやすくなった」と好感触だ。

 初日の湿走路で白星奪取、そして準決も快勝。好走の要因は2節前、当地で行われた特別GIプレミアムカップの参戦にある。豪華メンバー相手に5走中3回連に絡んだ。「部品を含めエンジンは、プレミアムカップの状態にして正解ですね。あとその時、同期の丸山(智史)君、青ちゃん(青山周平)にアドバイスをもらって調整していた。それも大きい」。親身になってくれた同期の助言を結果につなげている。

 ただ、優出で気になることが…。6日には地元で2024伊勢崎オートファン感謝祭が10時から開催される。優出すれば5日のうちには戻れずに遅れてしまう可能性が出てきた。「どうしよう、早く行けるよう調べないと」と困惑気味に話す。完全Vを決めて急いで戻り、吉報を報告したいところだ。