川口オート1日2開催「川口ダブルヘッダー」は30日、2日目を開催した。デイ、ナイトともに優出を果たしたのは佐藤摩弥(32=川口)、永井大介(47=川口)、若井友和(50=川口)の3人。森且行(50=川口)は生き残ったデイの優勝戦に集中する。

 ナイト7Rで2開催通じて初の黒星を喫した。「まったく進まない。走路に食われちゃってる。パワー不足かな」。昼までの威勢の良さも影を潜め「これで昼どうしよう…」とデイの優勝戦の不安までこぼし始めた。

 だが、熱走路も含めて、あらゆる条件下で結果を出し、ここまで4走で3勝。マシンの素性の良さは疑いようがない。デイ準決10Rは試走まで濡れていた走路が瞬く間に乾き、レースでは良走路(発表はブチ)に近い状態にまで回復。難しい判断を強いられる中「乾けば早いと思って雨タイヤはやめたんだよね」と、雨想定の準備を取りやめる英断で結果に結び付けた。勝負勘は冴えている。

「朝練ほど回転が上がってこない。突っ込み切れないし、止まらないよ。夜は夜で力が足りない。夜の9時以降に走ったことがないから経験も足りない」と、エンジン評は例によって〝泣き〟が入るが、これはいつものこと。そこまで悲観する必要はない。夜の敗戦はいったん封印。気持ちを切り替え、強豪揃いのデイ優勝戦に集中する。