山陽オートの開場59周年記念GI「第5回令和グランドチャンピオンカップ」は10日、開幕する。

 森且行(50=川口)は昨年4月6日、大けがから復帰から1年がたった。ここまで優勝はないが、10回の優出を記録した。「無事にケガなく走れた。上出来だし順調」と振り返る。

 今節からの2024年度前期適用ランクで5期ぶりS級(S22)に戻った。「これからが大事。キープするのは大変。最近2節は準決まで行けたけど、その前が悪かった。ここから取り返さないとA級に落ちる」と気を引き締め、早速マシンに手を加えた。「ヘッドを修正しバルブを交換。シリンダー、ピストンも替えた。前検日に乗ったけど跳ねがきた。合ってないからだと思う。とりあえず調整して1走してみる」と修正して臨む。

 前節のプレミアムカップでは、乗り味にも気がかりな点があった。「3日目とかになると、だんだん乗りにくくなってくる。それもあって前節から今節までの間、体を鍛えてきた。前検日はしっかり力が入って、乗れる感じがあった。これが続けば」。体は万全の状態で乗り込んできただけに、あとはエンジンだ。

 初日は9Rに出走。試走での動きに注目だ。