山陽オートのGⅡ「第36回若獅子杯争奪戦」は11日の3日目、準々決勝戦が行われた。
9Rで37期・村田光希(24=山陽)が奮闘し準決勝戦に進んだ。好スタートを決めた北原岳哲に1コーナー先手を奪われ、2番手追走の展開に。だが、そこから外で食らいつき、終盤でまくりを仕掛け逆転を狙う好ファイト。北原も必死に抵抗して僅差の2着ゴールとなったが、2級車と思えない動きを見せた。
「もう少し。あと1周くらいあれば」と悔しさをにじませつつも「外を回ってついていけると思った。タイヤがかかってくれるし、向きも変わる。開けたいとこで開けられるからエンジンもいい」と手応えを口にした。
昨年は準々決勝戦8着に敗れたこともあり「雪辱はできた」と表情は緩んだ。たが、満足はしていない。「エンジンはもう少しやらないと。せっかく準決に進めたし、優勝戦に乗りたい。上積みは求める。やらないで失敗するくらいなら、やった方がいい。後悔はしたくない」と機力アップを狙う。
GⅡは6月当地のミッドナイトチャンピオンカップで優出(2着)の実績がある。「あの時はスタート残せて、独走なら戦えると自信になった。今回も頑張りたい。爪痕を残したい」。気合を込めファイナル進出を目指す。