山陽オートのGII「第36回若獅子杯争奪戦」が9日、幕を開ける。

 長田稚也(24=飯塚)は前々節の当地普通開催、前節の飯塚ナイター開催と連続優勝、絶好調だ。「飯塚の優勝戦は試走の2コーナーの立ち上がりでグリップを開けたら前にグッと近づいた。試走タイム(3・34秒)はもう少し出たかも。エンジンはいいところで安定している。跳ねも大丈夫だった」と愛機の状態に納得している。

「山陽は跳ねだけ。優勝した時も跳ねて曲がらない感じだった。ただ、前検の練習で乗った感じは前回の時よりひどくなさそう。また、初日の練習でしっかり確認する」と当地で課題とする跳ね対策に専念する。

 課題解消なればマシンのデキは申し分なく、GII初制覇の期待は十分持てる。「跳ねなければいいレースはできる。しっかり調整して自分のレースができるよう、1走1走頑張る」。欲は出さず目の前にレースに集中する構えだ。