川口オートのナイター「東京スポーツ新聞社杯」が25日、開幕し、1Rでは、6番車の山際真介(50=川口)が鋭い速攻を決めて快勝した。
オープニングカードを制して早々と準決勝戦に進出し「まずは安心した。スタートもいいタイミングでは行けたと思う。展開も良かったし、いい感じでレースができた」と安堵の笑みを浮かべた。
愛機の動きもまずまずで「試走から乗りやすくてタイムは出た。跳ねとかもない。周りからは流れ込みが良さそうとは言われた」と準決でも十分勝負になる気配がある。
そのセミファイナルは11Rに登場。「時間帯も変わるから条件に合わせてヘッド周りを扱う」と慎重に調整を続けていく。
これが5月24日の当地GII準決以来、約4か月ぶりとなる白星。「最近はずっとリズムが良くなかった。ハンデも大きかったので厳しかったけど、前節にクランクを替えてから自分の中では兆しが見えてきた」と、懸命な調整が功を奏して復調への道も見えてきた。
待望の勝利は精神的な安定ももたらしそう。「初日は先頭に立ってから少し力が入り過ぎてしまった。準決はリラックスしていきたい」と、冷静な心構えでファイナル進出を狙う。