山陽オートの特別GⅠ「共同通信社杯プレミアプカップ」は20日、予選最終日となる2日目を迎えた。5Rに登場した新井日和(22=伊勢崎)は1周回で早々と先頭に立つと、猛追する若井友和を振り切って1着でゴール。連勝で予選を突破した。


 愛機の動きも上り調子。「エンジンはいいと思う。下周りを調整してから全体的にパワーが出た。あとはセッティング」と微調整の段階に入った。

 昨年の当大会ではグレードレース初優出を達成した。「山陽は相性がいい。ここは合わない時は本当に合わないけど今節は調整が合っている」と、お気に入りのコースだけに期待も高まるばかりだ。

 10月には当地GⅡ若獅子杯にも参戦予定。「逃げとさばきで、今回とはだいぶ違ってくる。若獅子杯に向けても今節は先輩に聞きながらいろいろ試してみたい」。引き出しを増やすためにも調整の手を緩めるつもりはない。

 大敗禁物の準々決勝へ「スタートはそこまで悪くはないけど、今は伸びの分でどうにかなっているだけかな。もっといいSを切りたい」。序盤から先手を取って準決に駒を進めるつもりだ。