川口オートのナイターGI「第49回キューポラ杯」は20日、準決勝戦が行われた。

 9Rで優出を決めた金子大輔(45=浜松)。スタートの飛び出しは決まらなかったが、うまく内に入り込んで前をさばき、最後は西原智昭に僅差の2着でゴールした。

「うまく(内に)潜り込めて良かった。普通に攻めたら抜けなかったかもしれない」と振り返り「今節は全然伸びがない症状が続いたので、手前を捨てて伸びを求めてセッティングは大幅に変えた。伸びは出た。でも、やっぱり立ち上がってからの瞬発力がない。メリハリがない」と渋い表情で続けた。それでも「思い当たるところがあるので調整する。これでうまくバランスが取れれば。このままじゃ面白くない」と、最後まで納得の仕上げを目指していく。

 当大会は前々回の2023年に優出(7着)しているが「その時は不成立になって外枠だったから勝ち上がった。それがなかったら優出はできてなかった」。今回は自力で優出切符を手にした。

 当地は24年2月、SG全日本選抜でVと実績は十分。「冬の川口は攻略できた。今度は夏の川口を攻略できるように」と気合を入れ、優勝戦に臨む。