ナイター開催の山陽オート小林啓二杯GⅡ「第6回山陽王座チャレンジカップ」は12日、4日目を開催し、準決勝戦が行われた。
9Rで1着ゴールを決めたのは、山本翔(32=山陽)。スタートは出遅れ、6番手発進。だが道中で巻き返し、先に抜け出したSG覇者・有吉辰也を3周回で逆転してみせた。
「スタートは行くつもりだったけど、フライングが頭にあって…。でも、エンジンに余裕があったからさばいていけると思った。前の展開も見えていた」と激闘を振り返り「試走の感じも良かった。コーナーですごく余裕がある。先があるし、本当にいい状態。昼間も夜も良くて、今節はエンジンはノータッチ。キャブしかしてない」と愛機の仕上がりにも太鼓判を押した。
これがうれしいグレード戦初優出。「今まで乗れるようで乗れないことが多かった。今回は落ちついて走れた。成長できたかな」。
こうなれば次は初制覇までチラついてくる。「できれば取りたい」。この勢いで一気にV奪取の大仕事を狙っている。